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何やら核融合実験を行うそうで・・・

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ツイッターを徘徊していたらこんな投稿がありました。

拡散希望※ 3月7日から、岐阜県土岐市核融合科学研究所から核実験のため、放射物質のトリチウムが15分おきに空気中に放出されます。 岐阜県、愛知県の小さなお子さんをお持ちの方は気を付けて!! #愛知県#岐阜県

さて、コレだけじゃなんのこったわからないので、少々調べてみました。

壮大な計画の裏には何が??

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岐阜県土岐市にある核融合研究所から2/15にこんな発表がありました。

以下、コピペ。

重水素実験に関するお問い合わせについて

2017年2月15日
核融合科学研究所

核融合科学研究所は、1月17日に重水素実験の開始を発表したところですが、複数の方から類似の問い合わせをいただいております。皆様のご心配を少しでも取り除くため、代表的な回答をこちらにお示ししますので、ご覧いただけると幸いです。

  1. 核融合科学研究所は、将来のエネルギー源として期待される核融合発電の早期実現を目指し、プラズマの学術研究を行っている大学共同利用機関です。
  2. 重水素実験は、核融合反応を起こすことを目的とした研究ではありません。
  3. 3月7日から開始する重水素実験で使用する、重水素ガスは自然界にも存在し、無害です。
  4. 重水素実験で発生する微量の三重水素トリチウム)は河川には流しません。ちなみに、宇宙線の影響で、自然界においても水1リットルあたり0.5から1ベクレル程度のトリチウムが存在します。
  5. 重水素実験で発生する中性子は、コンクリートの壁で遮蔽します。コンクリートの壁を交換することはありません。

以上のように、重水素実験は、周辺環境に影響を与えません。
放射線量などの周辺環境を監視し、ホームページ上で速報値を公表します。

詳しい内容は、ホームページの「重水素実験について」ページにも記載しておりますので、ご覧ください。
http://www.nifs.ac.jp/j_plan/index.html
http://www.nifs.ac.jp/j_plan/j_001.html
放射線監視の測定データ
https://sewebserv.nifs.ac.jp/map.php

引用:おしらせ/自然科学研究機構 核融合科学研究所

 

さて、何が問題なのか?ちょっとまとめてみました。

重水素とはなにか?

ここが曖昧だと何もわからないので世界一優秀な電子辞書Wikipediaさんに教えを請いました。以下、大騒ぎになっっているトリチウムの概要です。

普通の水素原子核陽子1つのもの)は軽水素(1)、質量数が2(原子核陽子1つと中性子1つ)の水素は重水素(2H)、質量数が3(原子核陽子1つと中性子2つ)の水素が三重水素(3H)である。

三重水素軽水素二重水素よりも重いなど、物理的性質は異なる。しかし同位体の化学的性質は最外殻電子の数(原子番号)によって決まるので三重水素の化学的性質は軽水素と同一である。もともとは 重水素(2H) と 三重水素(3H)とを併せて重水素と呼ばれていた。

トリチウム三重水素)は、地球環境においては、酸素と結びついたトリチウム水 (HTO[2]) としてに混在しており[3]、水圏中に気相、液相、固相の形態で広く拡散分布している。大気中においては、トリチウム水蒸気 (HTO)、トリチウム水素 (HT) および炭化トリチウム (CH3T) の3つの化学形で、それぞれ水蒸気、水素、炭化水素と混在している。なお、海水のトリチウム濃度は、通常は数Bq/Lより少ない[4][5]

トリチウム宇宙線と大気との反応により地球全体で年間約72[PBq](7.2京ベクレル[6])ほど天然に生成される[7]。加えて、過去の核実験により環境中に大量に放出され[8]未だに残っているトリチウム(フォールアウトトリチウム)、原子力発電所または核燃料再処理施設などの原子炉関連施設から大気圏や海洋へ計画放出されたトリチウム(施設起源トリチウム[9]が地球上で観測されるトリチウムの主たる起源である[10]

高純度の液体トリチウムは、核融合反応のD-T反応を起こす上で必須の燃料であり、水素爆弾(きれいな水爆)の原料の一つとしても利用される[11]

体内では均等分布で、生物的半減期が短く、エネルギーも低いことからトリチウムは最も毒性の少ない放射性核種の1つと考えられ[12]、生物影響の面からは従来比較的軽視されてきた[13]。しかし一方で、トリチウムを大量に取扱う製造の技術者ではあるものの、内部被曝による致死例が2例報告されている[14]トリチウムの生物圏に与える影響については、環境放射能安全研究年次計画において研究課題として取り上げられたことなどもあり、長期の研究実績に基づいた報告書が公表されている[15]

 今話題のヘリウム3とは少し違う意味合いですね。たぶん。

核融合と核反応炉の違いはhttp://www.nifs.ac.jp/briefing/energy_16.pdf←の資料がわかりやすいです。

で、何を気を付けろと?

ツイッターの拡散記事ははっきり言って「見えないものは怖いもの」と「福島の二の舞いはゴメンだ!」ってそこ。核融合核分裂と違って、制御ができるとあるし(実際はどうかはわかりません)そこまで煽り立てて恐怖を増長するのもいかがなものかと。

 

あと、何一つ肝心な事が書いていない。

「気をつけろ」←何をどう気をつけるの?

予防も何もわからないので、後日こちらの核融合研究所に取材してみることとする。

何が迷惑な話なのか?

以下ノーベル物理学賞受賞者の東京大学小柴教授の寄稿分より。

「小柴 昌俊  東京大学名誉教授(素粒子物理学

  新年度予算案に国際熱核融合実験炉(ITER=イーター)の立地予備調査費一億円が盛り込まれた。
実際に造るとなれば、建設費だけで五千億円はかかるという巨大計画である。あまりにお金がかかるので、国際協力で造ろうとレーガンゴルバチョフ米ソ首脳が合意したのが1985年だった。以後、米ソに日欧も加わった四極が分担してエ学実験と設計を進めてきたが、米国は98年にこの計画から撤退した。

それでも残る三極で設計を進め、一応の図面は引けたらしい。原子力委委員会に設けられたイータ一計画懇談会(吉川弘之座長)は、日本誘致の方針を打ち出したとも聞く。

 核融合には、「二十一世紀の夢のエネルギー源」といった形容詞がつくことが多い。実用可能になるまで今後長期にわたる研究開発が必要だが、もし実現すれば、核分裂反応からエネルギーを取り出す普通の原子力発電と比べ安全対策が容易で放射性廃棄物も格段に少ないといわれている。

 しかし、物理学を学んできた筆者から見ると、核融合発電には致命的ともいえる欠陥がある。この欠陥が国民に十分に知らされないまま、誘致の方向が決まろうとしていることに強い憤りを感じる。
重水素三重水素を融合させようというのがイータ一計画だが、そのとき高速中性子が大量に出る。これら高速中性子は減速されないまま真空容器の壁を直撃する。この際起こる壁の放射線損傷は、われわれの経験したことのない強烈なものになることは疑いない。
普通の原発であれば、飛び出た中性子は周りにある減速剤によって減速されるから、こうした問題は起こらない。

 かつて、イータ一計画関係者に、壁の放射線損傷をどうするのか尋ねたことがある、すると、6ヵ月で取り換えられるように壁も設計されているという返事が返ってきた。それなら、これによる稼働率の大幅な低下、コスト上昇はどうするのか、それより何よりそんなに大量に出る放射性廃棄物をどう処理するのか問いただしたが、ついに納得のいく返事を得られなかった。

 この計画の最初の主唱者であった米国が、この十年近くの経済の好況にもかかわらず、いちはやく撤退してしまった理由はこの辺にあったのではなかろうか。

 新しいエネルギー源を核融合に求めようというなら、壁を損傷する高遠中性子が出ない別の反応を取り上げるべきだろう。例えば、ヘリウム3と重水素、あるいは重水素と水素二個の三体反応などがありうる。

 これらの実現には更に高い温度と密度を必要とするから、発想を大きく転換してかからなければならないだろう。どちらにしても、イーターをいま造ることは単なる税金の無駄遣いにしかならないのではないか。

 国民のお金を使うのに、消費型と投資型とがある。投資型がすべて無駄遣いであるというつもりはない。将来に向けて必要な投資は、しなければならない。ただ、巨額になることが多いのだから、その計画の弱点も含めて国民に知らしめてから判断を仰ぐべきだと思う。
 
 筆者は、ニュートリノと呼ばれる素粒子の性質を調べるという、何ら現世的見返りのない研究をしてきた。そのために岐阜県神岡鉱山の地下に実験装置を造り、百数十億円もの税金を支出してもらった。そんなお前が何を生意気なことを言うかといわれる向きもあるかもしれない。

 これに関しては、現役時代、毎年二人くらい研究室に入ってくる大学院学生に対して「おれたちはな、国民の血税をもらって白分たちの夢を追わせて頂いているんだぞ。かりそめにも無駄をしてはならないぞ」と繰り返し言い続けたことに免じてお許しをお願いたい。 =投稿」

で、筆者思うに、「アメリカが撤退した研究だから危険」とか、「どこもやってないから危険」と煽り立てるこたつメディアに疑問を感じる。
「これこれって物質が放出されますよー、雨が降るとちょっと危ないかもしれません」って警告はしてるし、日本人が日本人を実験動物にするほど馬鹿じゃない。じゃなきゃ3.11で東北は滅んでたし、福島はもっとひどい被害を受けていた。はずである。

で、トリチウムは危険なのか?

肝心な所は以下の要点だ。

トリチウム宇宙線と大気との反応により地球全体で年間約72[PBq](7.2京ベクレル[6])ほど天然に生成される[7]。加えて、過去の核実験により環境中に大量に放出され[8]未だに残っているトリチウム(フォールアウトトリチウム)、原子力発電所または核燃料再処理施設などの原子炉関連施設から大気圏や海洋へ計画放出されたトリチウム(施設起源トリチウム[9]が地球上で観測されるトリチウムの主たる起源である[10]

高純度の液体トリチウムは、核融合反応のD-T反応を起こす上で必須の燃料であり、水素爆弾(きれいな水爆)の原料の一つとしても利用される

 自然界に存在する物質で、過去、核実験をしてきた歴史からみても「あった」話。今更驚くことではないのである。

ただしこの「核融合研究所」のパンフ内に「当施設では重水素トリチウムは扱いません」とある所に矛盾を覚える。

何事も大騒ぎする前にちょこっと調べてみることで安心なら、知識として持っておいて損はないですね…。

 

 続きはこちら↓

harocreate.hatenablog.com