
こんにちは、フリーライターの岩田です。
最近、Twitter界隈でノート術やブログ術といった実践的な内容をツイートされる方が増えてきました。良いことなんですが、で、実際の所どうなのかと読みに行ってみると、「誰かが書いている内容とそっくり」で、がっかりすることもしばしば。いわゆる言われた通りに書いてますとそんな風に見受けられます。
僕の紹介しているノート術、今回は「ノートを3冊使い分ける理由」を解説していきます。お時間の許す限りお付き合いいただけたら幸いです。
できるやつはなぜノートを使い分けるのか?
美崎 栄一郎 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2009-09-11
この連載は美崎栄一郎さんの「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
先日の記事は社会人のためのノート術は「忘れるために使います」と解説しました。
雑務に追われる、時間が足りない、もう少しなんだけど残業になってしまう、そんな方は是非ノート術を実践してみてください。
では今回は僕がなぜ3冊のノートを使っているのか、そもそも3冊必要なのはなぜか?ここを解説していきます。
仕事術としてのノート活用方法
仕事で使うノートは3冊、本に書いてあるとおりなのですが、僕の場合は冒頭の写真にあるように取材メモのノート、スケジュール帖、ネタノートと使い分けています。
それぞれがそれぞれに役割があるのですが、作中にある「母艦ノート」「メモノート」「スケジュールノート」とほぼ使いかたは同じです。
一つ違うのはメモノートをミシメ付きのリングノートにして、ネタノートに貼り付けれるようにしてあることです。
こうすると取材メモがそのままネタとして活用できたり、ブログで書く内容をラフに下書きした時に残せるためネタノートを持ち歩くことなく済みます。
取材に出向くときはメモノートとスケジュール帳、デジカメがあれば大抵の事はこなせるのです。
このスタイルに行き着いたのは最近です。特に取材を伴うライターの仕事には欠かせないアイテムになります。
ネタノートは何に使うのか?
ネタノートは基本的に集めた情報を見やすく集約するためのノートになります。「締切」「タイトル」「KW」「ペルソナ」は直接書き込み、ネタ元の情報はメモノートから貼り付けます。
取材メモの活用術は

この部分に貼り付けます。自分でかってに「ブレストリサーチ」と項目を名付けて、集めた情報はここに貼り付けるようにしています。
ちなみにネタノートは大学ノートB5のA掛を使用しています。キャンパスノートが一般的ですけど、キャラ好きなのでスヌーピーのちょっとカワイイやつを使用しています。
そこまで高くないのと2週間に1冊消費するのでまとめ買いします。
メモノートは何に使うのか?
メモノートは基本的に取材メモです。人と話をすることの多い取材中にペンを走らせながら話を聴きます。
取材にもコツがあって、予め聴きたいこと、聴いておかなければいけないこと、その取材対象について知らないことを事前に作っておくと、時間も読めるようになるし、何よりお互い会話に詰まることなく楽しく取材ができます。
また、場所の取材の場合は予めどこを回る、どんな所というリサーチもメモノートに書いておくとスムーズに取材できます。
これはサラリーマンであっても同様のことが言えます。
会議で使う資料を作る、前もって議事録を作っておく、リサーチしておけばお互いムダな時間を省き、円滑に会議や議事が進みます。
議事録はいきなり書くのではなく下書きしてからまとめれば要点もわかりやすくなるので、あとであたふたしないために必要な作業ですね。
こちらは僕が愛用しているリングノートです。というよりこれに行き着いたと言って過言ではない使いやすさと、理想的な利便性を備えています。
スケジュールノートは何に使うのか?
スケジュールノートは動かせない(予定が完全に決まっている)計画は直接書き込み、締め切り原稿は付箋で案件ごとに色分けして貼り付けます。いわゆるスケジュールの「見える化」をすることで、計画と実行の乖離をなるべく防ぎます。
また、案件ごとのメモは「クライアント」「内容」「締切日」「文字数」とかんたんに記載してわかるように仕込みます。
重ねて貼ることで毎朝優先順位(締め切りが近い順)に張り直し、その日の仕事内容を確認できるようにします。
また、案件が終了したら取って捨ててしまえばいいので、非常にかんたんにスケジュール管理ができます。
ノートを使いこなすとは?
3冊のノートを自在に使いこなす事ができれば、仕事は非常に効率よく周ります。- 仕事の進捗はスケジュールノートで管理
- 取材の内容はメモノートに記載
- ネタノートは情報の集約に使う
記録することをくせにすれば、何が終わってて、何をやれてないか、マネタイズできていない仕事はないかがひと目で見て取れます。
今回はノートの使い分けと役割について解説しました。次回は実践編として、同活用していけば良いのか、結果を出すノート術を解説していきます。