司法は腐ったのか?美濃加茂市長有罪判決から見る地域創生

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急転直下というべきか、美濃加茂市民からすれば「まさかの展開」だったと思います。

ニュース報道で流れたとおり、12月12日に現職の市長が贈収賄で有罪判決を受けました。その経緯は追わないとして、今回は少し視点を変えてお届けします。


市長は何と戦ったのか?

本日、最高裁判所より上告棄却の通知が届きました。
高裁での証拠も無い中での有罪判決が、
事実に基づき必ず覆されると信じてきましたが、悔しい限りです。

冤罪が罷り通る世の中であることを、
身をもって知ることとなりました。
 引用:藤井浩人FB

本人が13日にFB上でコメントを出しています。これを読んだ方も多いかと思われます。SNSを有効に活用し、情報や市政のあり方を市民に広く問いかける形で活用されていたので、タイムリーに情報を得れた方も多いかと。

13日当日に市民向けに説明会と辞職の報告をされています。

起訴から一貫して無実を訴えていた藤井元市長。

彼は何と戦ったのか?その背後はなにがあるのか?有罪に叩き落とした元凶は何なのか?地域創生というテーマに隠れた暗部が見え隠れします。

藤井元市長は何と闘ったのか?想像でしかありませんが、市政のあり方を変えてしまう何かと実は市議会議員であるときから闘っていたのではないでしょうか?

三行半を突きつけた判決に意味はあるのか?

blogos.com

BLOGOSに担当弁護士だった郷原信郎氏の手記が掲載されています。ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?

そもそも藤井元市長は何を訴えられたのか?ここがポイントだと思われたのですが、刑事事件の場合、被告側が無罪を法定で訴えた時に「推定無罪」で話が進み、司法判断の前に検察側が有罪証拠を列挙し、有罪である証明をしなければいけません。

上告審の判決を読む限り「推定無罪」の原則が全く配慮されていないことがわかります。

弁護人郷原信郎ほかの上告趣意のうち、判例違反をいう点は、事案を異にする判例を引用するものであって、本件に適切でなく、その余は、憲法違反をいう点を含め、実質は単なる法令違反、事実誤認の主張であって、刑訴法405条の上告理由に当たらない。
  引用:BLOGOS

地裁では藤井氏の発言が認められ、確たる証拠がないため証言裁判となり無罪判決。

高裁では書類裁判となり藤井氏の発言機会が一切認められず地裁の判断を破棄、一転有罪判決。

最高裁でも上告は棄却。高裁~最高裁まで検察側からの新証拠の提出はなく書類と証言証拠のみで有罪。

これは少々強引ではないだろうか?と誰もが思った所ではないでしょうか?私自身のTwitterでお手柄判決と比喩しましたがその通り。検察か判事の「社会的に大きな収賄事件を有罪にした」という事実だけが残り、高裁の判事の実績になったのでは?と疑ってしまいます。

裏取りされていない記事が出回る奇怪さ

blogos.com

逮捕直後の2014年に出た記事です。恐らくですが全く裏取りされていないまとめ記事。この程度の記事で元新聞者を語れるのだから落ちたものです。

誤解なく申し上げると、筆者は全く藤井支持派ではありません。

しかしまったくもって不可解な判決に、司法、警察、検察のお手柄逮捕、社会事件の起訴、有罪判決の構図と検察、警察人事への配慮がなされたとしか思えません。

先の記事内にある表現、
捜査では市議時代に議会で設備の導入を求めていたことや、市長就任後に実証実験として導入を決め、決済していたことが明らかになりました。藤井氏が担当課長に浄化設備の導入を強く促したメールの存在も発覚。藤井氏がこの業者に強く肩入れしていたことは事実のようです。
 ~の様です。とは記者として何事かと憤りを感じます。全く裏が取れていないところへ、マスコミ報道のまとめ記事をさも事実のように載せる恐怖。やりたい放題だと比喩されてもおかしくないですね。

地方創生とは何か?忖度か?


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ここに一枚の建物完成予想図面を載せます。

この発表がなされたのは2014年、藤井元市長が逮捕されたタイミングでのこと。

美濃加茂市にある巨大総合病院の移転地図ですが、タイミング的に一致するので疑ってしまいますよね。市長と対立があったのではないか?と。

また、贈賄側の業者の本業が医療廃棄物処理業者、何か関係あるのでしょうか?

この建物ができる地区は「蜂屋」と呼ばれている地区。柿が有名でほのぼののどかな所です。

一次産業が盛んな田舎で、土地持ちの多い地区でもあります。

ここまで巨大な建物を建設するには用地の買収が必要。廃棄物処理施設の建設や処理場も同時に建設される予定だったと聞きます。

今回の背景、地域創生を謳った利権の様に思えるのは筆者だけでしょうか?

また、用地買収にあたり十分な説明がされなかった(廃棄物処分場の建設は予定になかった)、市長が首を立てに振らなかったなど、色んな要因が市長排除に傾いたのではないでしょうか。

郷原信郎氏の言うように、闇の部分と闘ったとありますが、警察、検察、司法以外と闘っていたとしたら、地方創生の裏側には利権に絡んだしがらみに戦いを挑んだのではないでしょうか。

何はともあれ、一人の実直な政治家が市政を去ります。筆者の感想を述べると「美濃加茂市は10年後退した」と思わざるを得ません。