「好きだから」で続ける違和感


ライター業を一年、なんとなくではなく本腰をいれて続けているのですが、最近の風潮といいますか、起業に対する垣根が低くなってきてると言いますか、世間との接点的な所を熟知していない若く勢いのある子が台頭してきたなと、そんな風に考えることがしばしばあります。

本日はそんな記事から「独立とは?」「起業とは?」のお話にお付き合いいただければ幸いです。




「好きだから」で突っ走る危険具合


"会社員失格女子"が、ライター独立1年半で年収1000万円稼ぐまで | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議

この記事を読んでおじさんなのか非常に不快感を覚えてしまった。

「まともに社会人をやれない奴がここまでよく言うな…」と思ったのが正直な所で、

「辞める奴に頑張られたって迷惑だ」社会人1年目を終えた春、上司にこう言われた。
本文中にあるこの一言を言った上司に非常に共感できるのだ。

紛いなりにも僕は20年ほどエンジニアとして大手と呼ばれる会社に勤めていました。そこではそこでしか経験できない失敗や成功、チームプレイの大切さやバックアップしてくれるメンバーのありがたさが今になって身にしみて解るのです。

しかしリンク先の筆者 のように、ガツガツと自分の理想だけ追い求めて企業に就職していることに違和感を感じるのです。

「私は会社員ができない」と思うなら

実はこの様な若い子が多いと聴きます。
ある大手の人事からの話なのですが、「右も左もわからない若い子がプロジェクトリーダーに手を上げて、現場が混乱した」なんて話、ここ5年くらいで多く聞くようになりました。

意欲は買うが、経験が圧倒的に足りない、人の動かし方と信用が足りないから現場で浮いてしまってるのです。

で、その子は一年足らずで捨て台詞を吐いて辞めていくのだそう。時代が個の時代に移ってきたとは言え、「義理」や「責任」はどこ行ったのだ?と嘆いているのを聴いていました。

紹介した記事の本文中に”「社長判断だから、まずは印象を良くすることだね。だまされたと思ってスーツ出社してごらん」”と上司の言葉があります。

全くこの通りで、何事も仕事を請け負うのはホント信用が一番大切。そのための印象が悪いと判断したから著者の彼女をコールセンターに回したのでしょうね。

結局彼女自身の違和感に苛まれて辞めてしまうわけですが、ここで疑問に残るのは「なぜ就職したのか?」です。


会社が人を雇うとは?

会社が人を一人雇うというのは、その子の将来や人生を会社が請け負いますという意味も含まれるのです。

今やTwitterなどのSNSで、「まだ雇われてるの?」とか「好きなことを仕事にしよう!」と煽り立てて、そうなりたい人から搾取するインチキコンサルタントは星の数ほどいて、詐欺めいた商材を一生懸命売り込んでる人も後を絶えません。

まともに人と話ができないライターを執筆業界ではライターとは認めてくれないため、いつまで経ってもまとめメディアの使い捨てライターだし、その子のインタービュー記事を読んでも何も響かないのです。

話を戻すと、会社で雇われるということは、失敗も含めた経験の機会があるのです。会社員が悪ではなく、会社員でいられる自分を先ず認めることが先です。それは才能なのだから、です。

会社側からすると、その一人のために見えない費用を掛けます。それは教育機会であり、仕事なりを教え込んでいく最中の収益は0と見てますから、人一人雇うということは相応にリスクを会社も負っているということを知らなければいけません

お金をかけず無料で!は最悪である。。。

少し前の事ですが「〇〇城が好きなので、記事を書いて暮らしていきたいのですが…」という珍しい方がいました。

僕なりにコンサルティングのつもりであれやこれやと手ほどきしたのですが、「結果が出ずに困ってます。」「Google AdSenseの申請が通りません」などなど、とにかく質問の多い方で、自分で自ら調べようなんて1mmもないサラリーマンだったんで、「この先、ノウハウを求めるのであれば有料ですよ~」とやんわり諭したことがあります。

要は無料であなたのノウハウをくださいと言ってきた訳です。

こうなると最悪で、全てを無料で求めても教えてくれると勘違いするので、やんわりと言ったつもりが批判と受け取ったようで、TwitterやらFacebookで暗に批判されてましたね。

でもプロからノウハウを学びたいなら、そこは成功報酬なりの報酬が必ず発生します。当たり前の話が分かってないからこうなるんですよね。中々残念な方で、「書かせてくれる話はどうなった?」だの「PVが上がらないからシェアしてくれ」だのと勝手なことを言ってくれます。

これから先、無料で教えれる範囲を決めようって思った瞬間でしたし、非常に勉強になったので良しなんですけどね。

独立したいサラリーマンに注ぐ

「モノを書いて独立する」のはなめた考え方なら辞めたほうがいいです。まして会社に勤めていて時間を惜しまず発信し続けれないのであれば余計です。筆者なりに思うのは会社員のほうが楽です。

記事としてまた書きますが、個人事業主は会社が管理してくれていたことの全てを自分で行わなければいけません。
受注管理、納期管理、執筆、納入、売上管理、請求書の発行、税金関連などなど挙げればキリがありませんが、全てを自分で行う必要があります。
口を開けて雨が入ってくる時代は終わったと感じているなら、先ず姿勢から正そうよ…という話。

ここまで書いてサラリーマンが楽だよってのも変ですが、好きだから以外の理念、本当に必要ですよ。